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2005年7月29日 (金)

「わかり方」の探求

佐伯胖,「わかり方」の探求,小学館,2004

  • 暗記と機械的な反復練習で学ばせようとする授業の中では,人工的に,「できる」だけが,「わかる」から切り離されている。しかし,このようにして,「わかる」から分離されてしまった「できる」は,実は案外「できない」のではないだろうか。テストの形で出た問題に対しては,一応「できる」ように見受けられる。しかし,現実の社会でもさまざまな事態に対して,自らの知識を活用できるかといえば,これは全く「できない」のである。 このような「見かけ上の」できる力を,真のできる力にもどすためには,「できる」ということを文化的営みへの参加として位置づけ直すことにあると考える。
  • このような未熟なモノマネの存在こそ,乳児や子どもが生まれながらにして文化の参加者になろうとしていることを示していると解するのである。
  • ロシアのブィゴツキー流にいえば次のようになるであろう。「参加は理解に先行する。人はものごとを理解するより前に,大人の行為のマネや,大人に助けられた社会的文化的行為のなぞりによって,文化的営みへの参加のレベルを深めていく。しかし,子どもはしだいに,『理解』そのものが文化的に受け入れられることを知りはじめ,理解をつくり出そうとする。その段階で,さきに,ほとんど無反省的に取り込まれていた行為が,意味理解によって吟味されたり,裏付けられるのである。」

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2005年7月28日 (木)

マルタ共和国・イタリア2

マルタ共和国教育省の方々との懇談

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「読書算」はなぜ基礎学力か

柴田義松「「読書算」はなぜ基礎学力か」明治図書,2003

読書算=基礎学力の重要性

柴田氏は,ヴィゴツキーの「思考と言語」を翻訳された方です。

・ヴィゴツキーの分析によれば,話しことばと書きことばのこのような関係は,子どもの生活的概念と科学的概念,あるいは母語の発達と外国語の学習などにも共通する関係である。子どもは,科学的概念の習得を通して自分のもっている生活的概念を自覚するようになる。また,外国語の学習を通して母語の文法を自覚する。

・ヴィゴツキーの「発達の最近接領域の法則」,すなわち,教授は子どもにおいてすでに成熟した機能に基づいて行われるのではなく,まさに成熟せんとしつつある機能,つまり発達の最近接領域にある機能を呼び起こし,発達させるようなものでなれればならないという考え。

・これは,数学をよりよく理解しようと思えば,Aということを理解するのに,Aでないものをみることで,よりAというものを理解するというようなことににているのではないか。(ひろ)

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マルタ共和国・イタリア視察

2004年10月,マルタ共和国とイタリアへ行ってきました。

malta02

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2005年7月27日 (水)

子供は無限に伸びる

蔭山英男「子供は無限に伸びる」PHP文庫,2005

私たち「学力づくり」の前に,ご家庭に協力していただいて「生活習慣づくり」と「体力づくり」をしています。こうした側面も,ぜひ知っていただければと思います。「読み書き計算」はとても大切ですが,私はそれだけを重視しているつもりはありません。学力だけではなく,体力も心も伸びてほしいと願っているのです。

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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

山田真哉「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」光文社新書,2005

さおだけ屋から考える商売の本質

  • 売り上げを増やす
  • 費用を減らす

のふたつの方法しかない。

回転率

  • 割り算を使うことで求められる回転率をはじめとした「率」には,真実をあぶり出してくれる力があるのである。

リスクアプローチでポイントを絞る

  • 全体的に見てもさっぱりわからないものは,ポイントを絞って見ていけばなんとなくわかってくるということである。
  • 大きいものに絞ることがセオリー…自分にとっていちばん重要度が大きいものにポイントを絞るのがいい。

「学習塾の経営で成功するためにいちばん大切な要素は何ですか?」

  • 生徒数とか授業料設定とか講師の質とかではなく,「生徒の安全だよ」と答えた。
  • いちばん大切なのは人名 …塾の経営者から聞けるとは思っていなかった言葉であった。

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学習する組織

高間邦男「学習する組織 -現場に変化のタネをまく」光文社新書,2005

  • 変革のプロセスこそ重要…変革の「コンテンツ」-何をするかという内容・方向性-も大事であるが,それよりも変革の「プロセス」-進め方-が重要な鍵となる。組織変革のプロセスは,外科手術というようりは東洋医学の漢方に近いのではないだろうか。それに携わる人は変革の設計者というよりも庭師(ガーデナー)のような存在かもしれない。
  • 学習する組織(ラーニング・オーガニゼーション)…ラーニングという言葉の意味は,経験や環境の変化に対応して,自ら新たな知識・技術・行動・思考・態度・価値観・世界観を獲得したり生成したりすることである。したがって,今日の厳しい環境変化に対応して組織が生き残るには,学習できることが必要条件なのである。企業にとっては学習する組織になることが変革の重要なテーマといえるのだ。
  • 人や組織が変革していく実相とは何だろうか。人と人との相互作用が本当に深くなされると,個々の人格を超えた融合体としとての別人格が新たに形成されるのだと思う。素晴らしい人と一緒にいると自分までが素晴らしい人間に変わっていくことがあるだろう。
  • 組織変革の本質的なプロセスとは,人と人とが受け入れ合って,高次な人格を創造し,その人格が形作る組織が,環境との相互作用の中でより高次なのに変化していくことだと思う。そして,組織変革のプロセスは終わりがない。

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2005年7月26日 (火)

台風が去って

関東直撃の台風も去り,今日は気温34℃になるらしい。ココログに入って,第2日目。台風は雨を降らせ,那珂川の水も茶色く濁っています。今回は,あまり風が強くなかったので良かったです。

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ココログデビュー

@niftyのホームページをもっていたのですが,今回初めてココログにデビューしました。まだ,使い方がよく分かりませんが,少しずつページを充実させていきたいと思います。よろしくお願いします。

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